耕水原理

耕水原理の特性と効果

(6)富栄養化で腐敗した水域が宝の漁場に生まれ変る

 近年、漁獲量の減少にとどまらず、魚介類の異臭に関する問題も取り沙汰されるようになって来た。これは水底が酸欠で腐敗気味で、広大な水底が、有効に活用されていないことの現われである。リンや窒素を排除する富栄整化対策よりも先ず、バイオファンで底泥に酸素を供給して、水底を活かして、魚介類の増産を図るのが先決である。
 湖沼の水質悪化を招く最大の原因は漁獲量不足によるものである。富栄養化で腐敗した池・湖沼・入り海を、活きた宝の漁場に造りかえる手法はただひとつ、バイオファンを浮かべて底泥に酸素を供給して、泥臭くない、魚介類のプランド品が大量生産できるようにすることである。これ意外に方法は無い。