耕水原理

耕水原理の特性と効果

バイオファンで水を耕して、風と太陽と水底を活かして魚介類の増産を図り、水と底泥に含まれる
リンと窒素を蛋白に変えて、水の浄化と栽培漁業の両立を具現する世界初のソフトウエア

地球は宇宙に孤立した丸い水槽で、地球の水は、水槽の溜まり水のようなものである。生命が誕生して数十億年、地球はその水槽の中に膨大な量の動植物を育んで来た。しかし海の水は汚れていない。観賞魚の水槽や池の溜まり水なら、放って置くと腐敗して、すぐに悪臭を放つようになるものであるが、地球の水はそうならない。悠久の古代から変わることなく、清く透明な状態を維持している。
地球は何もしていない。ホルマルンや抗生物質に頼るのは論外で、凝集剤のような化学薬品やバクテリアなどの投入は一切無しである。ポンプや水車で水を跳ね上げたり、水に微細気泡を吹き込むなど、多量のエネルギーを消費する浄水技術にも頼らない。地球は、自転による潮の干満と、緯度で変わる温度の差で生じる潮流と、風が運ぶ流れと大波で、太陽の光を活かして魚介類を育て、水を浄化して清澄な輝きを維持して来た。
バイオファンは、こうした地球の自浄の原理に学び、開発されたものである。力で水を引き上げる流体力学の盲点を衝き、水底の水を水面に導く流体理論を構築して、多量の水が広範囲に広がる循環流を、桁違いの省エネで起こせるようにしたものである。
このバイオファンによると、池はもちろんのこと、湖沼・入り海を宝の漁場に変えて、水を浄化することもできる。しかしそれには、温度成層を解消して、水底に境界層が形成されるようにするなど、諸条件を満たすように検討を加えて、パイオファンを浮べるようにしなければいけない。耕水原理は、これら諸条件を満たすのに必要とされる理論で構成された原理で、バイオファンの利用技術にかかわる世界初のソフトウエアである。

面積に比例して設備費も維持費も嵩む従来方式と異なり、面積に比例して大自然の自浄力が発揮される
《池・ダム・湖沼・入り海の浄化に必要不可欠な耕水原理》

何にも要らない。水を耕して底泥に酸素を供給して、太陽と風に底水を晒すだけ
ただそれだけで